「エリーゼのために」を弾けるようになるには
神奈川県の平塚市桃浜町にある個人ピアノ教室『永井ピアノ教室』のブログ(ピアノ日記)をご覧いただきありがとうございます🎵
ベートーヴェン作曲、「エリーゼのために」は、ピアノを習ったら1度は弾いてみたい、大人も子供も憧れる有名な曲です。
「エリーゼのために」の難易度はどれくらい?
「エリーゼのために」は、一番有名な箇所、始まりのミレミレミシレドラーの部分は実はあまり難しくありません。バイエルの中巻位でも弾くことは出来るでしょう。難しいのは中間部(へ長調)の早いパッセージで右手にトリル(装飾音符)、後半はオクターブも出てきたりするので、曲の最初から最後まできちんと綺麗に美しく弾きこなすには、バイエルの次の教材、ブルグミュラーが終わって、ソナチネを始める程度の技術が必要となります。ブルグミュラーの最後の曲「貴婦人の乗馬」より難しいです。
ブルグミュラーを終わらせられたら、「エリーゼのために」にグッと近づくのでそれを目標に頑張りましょう。
バイエルって何ですか?
ドイツの作曲家、フェルディナント・バイエルが作った教本です。バイエルは106曲あるタイトルなしの真面目な練習曲集で終わらせるのに根気が必要となります。今日では綺麗な挿絵付きの楽しい曲が入っている同等レベルの教材が増えているので、バイエルを使っているピアノ教室はあまりないと感じます。(しかし、楽譜売り場では何故か沢山のバイエルを見かけます)私個人的には、バイエルを使うとしたら、下巻から抜粋で、ピアノ練習時間を取りやすい生徒さんの併用曲としてお勧めしております。弾いていて退屈な曲もありますがテクニックを向上させるのに為になるものも多いです。
ブルグミュラーって何ですか?
ドイツの作曲家、フリードリヒ・ブルグミュラーが作った練習曲集です。こちらはバイエルに比べて、魅力的な曲が多くとても親しまれています。バイエルさんと同じ歳、1806年生まれで興味深い偶然。それぞれの曲にタイトルがついており、バラエティーに富んだ曲想、聴いていても想像力を掻き立てられるので発表会曲としても人気があります。ブルグミュラーコンクールの影響もあってか積極的にレッスンに取り入れている先生が多いです。
「エリーゼのために」を弾く前にブルグミュラーを終わらせましょう!
ブルグミュラーの曲は、どの曲もテーマ、人間の感情、自然風景、民族ダンス、出来事等などが決まっていてイメージしやすく、弾いていても聴いていても飽きないです。初級者が上達する上で重要な音楽表現を学べる教材、是非「エリーゼのために」を弾く前に、自分らしい演奏をする力を養うことを強くお勧めいたします。一緒に楽しくレッスンしてまいりましょうね🎵
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